アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎

アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎とは?

本来は体に害のない物質(アレルゲン)に対して、鼻や目の粘膜にある免疫が過剰に反応してしまう状態です。子どもでは、季節性の**「花粉」だけでなく、ダニやハウスダストによる「通年性」**のものも多く見られます。

主な原因(アレルゲン)

通年性:ダニ、ハウスダスト、ペットの毛(イヌ・ネコ)、カビなど。

季節性(花粉症):スギ、ヒノキ、イネ科、カモガヤ、ブタクサなど。

主な症状

鼻と目はつながっているため、両方の症状が同時に出ることが多いのが特徴です。

 鼻の症状(アレルギー性鼻炎)

  • くしゃみ:発作的に何度も出る。
  • 透明な鼻水:水のようにサラサラした鼻水。
  • 鼻づまり:粘膜が腫れて息苦しくなり、口呼吸になる。
  • 鼻のかゆみ:鼻をこすったり、いじったりする仕草が増える。

 目の症状(アレルギー性結膜炎)

  • 目のかゆみ:激しくこすってしまう。
  • 充血:白目が赤くなる。
  • まぶたの腫れ:こすりすぎて炎症が起きる。
  • 涙・目やに:サラサラした涙や、糸を引くような目やに。

受診の目安

  • 鼻を常にすすっている、または口呼吸になっている
  • 目を充血するほど激しくこすっている
  • 鼻づまりのせいで夜ぐっすり眠れない
  • 市販の目薬や鼻炎薬を使っても改善しない
  • 勉強や遊びに集中できていない様子がある

診断方法

  • 問診・診察:いつ、どこで症状が出るか詳しく伺います。鼻粘膜の状態を確認します。
  • 血液検査(特異的IgE):何に対して反応しているか(スギ、ダニなど)を調べます。
  • 眼圧・細隙灯顕微鏡検査:必要に応じて眼科的検査を行い、炎症の程度を確認します。

原因を正しく把握することで、過度な制限を避け、適切な治療につながります。

治療について

アレルギーの種類に応じて、次のような治療を組み合わせます。

  • 抗アレルギー薬(内服)
    • 鼻水やくしゃみ、かゆみの根本的な反応を抑えます。
  • 点鼻薬(ステロイドなど)
    • 鼻づまりが強い場合に有効です。
  • 点眼薬(抗アレルギー・抗炎症)
    • 目のかゆみや赤みを直接抑えます。
  • 舌下免疫療法
    • スギ花粉やダニが原因の場合、エキスを毎日服用して体質改善(完治)を目指す治療です(5歳頃から検討可能)。

家庭でできるアレルギー対策

アレルゲンを「遠ざける」ことが最も重要です。

  • 鼻炎対策(環境整備)
    • こまめな掃除:掃除機だけでなく、濡れ雑巾での拭き掃除が効果的です。
    • 寝具のケア:防ダニカバーの使用や、布団乾燥機・掃除機でのダニ対策。
    • 空気清浄機:寝室やリビングなど、過ごす時間が長い場所に設置。備こまめな掃除
  • 結膜炎・花粉対策
    • 外出時のガード:眼鏡やマスクの着用で、目に触れる花粉を減らします。
    • 帰宅時の洗顔・うがい:顔についた花粉を洗い流します。
    • 目を冷やす:かゆみが強い時は、清潔な冷たいタオルで冷やすと一時的に和らぎます。意